あれから46年、五年前にももかが入学、そして豊、どんな人生を花咲かせるのだろうか、楽しみである、将来があると言うことは、とても責任があるが、本人の伸びる方向に少し手を添えてやればいい、そのくらいの気楽な気持ちで、毎日を過ごせば、疲れない、手に負えなければ、手綱を放せばいい、もう、手綱を引っ張る力はない、この頃そんな風に変わってきた自分がいる。子供はたくましい、グイグイと自分の行きたい方向に向かっていく、心配しないで、否定しないで、行く先を眺めていたい、歳をとったな。母ちゃんと、まだ私が必要なら、やってやろう、話しも聞いてやろう、手綱は握ってはいないよ、自分で探しなよ、自分の生きていく世界を。この三年間で人生の蕾を膨らませ、次の三年間で咲き、誇るのは何時かな、何時までも咲き誇り、そして、私達のように、次の新芽を育てる、豊、少しづつ優しい大人になってきた、知識が付けばもっともっと、優しい頼れる大人になると思う、春休み、舞台と、がんちゃんとの散歩と、稽古と、お百姓、勉強もしたね、初めて男の子と暮
らして二年半、今の豊を見て、一緒に暮らして良かったなと思う、車の仕事がしたいと言う、それが何なのか、探しているようである、澄んだ大きな瞳で、見つけた道を、真っ直ぐ進め、人を信じて、素直に進め。